【支出伝票を作成する際の動作を確認します】 (支出伝票の作成)※請求書に基づいて支出伝票を作成する際や、支払いなどで執行行為が完了した時の処理の流れについて見てみます。
- 業者からの請求内容を確認します。
○経理伝票シートの入力データから業者「商店6」の明細を確認するため、作業行の業者名欄に業者名を入力して確定します。
○業者名欄に「商店6」と登録したデータのみが抽出され、処理欄が空欄となっている最初の行が表示されます。
○この行のデータを請求書によって処理済みとするには、処理欄にいずれかの処理コードを入力します。
(処理コードの説明は後記します)
○処理欄に入力された行は緑字となり、処理が完了したものであることを表します。
○処理が完了しているため、これ以後のデータの訂正は原則として不可ですので、計算式が定義されていた支出欄についても計算式が解除となり、金額が確定します。
※処理欄を空欄に戻すことにより、この行は処理が完了していないものとなり、支出欄にも計算式が定義されます。
- 処理種別の概要
処理欄の種別は、現時点では1・3・8・9が定義されています。
☆処理コード「1」:納入確認
京都府京丹波町では、伝票処理の際に「納入確認書」という書類を添付することとなっています。
処理コードに「1」を指定することにより、納入確認書を自動で作成することができます。
これを応用することで、各自治体から求められている書類用にデータを出力することができます。
☆処理コード「3」:備品転記
処理コードに「3」を指定することにより、別に公開している備品管理システムにデータを自動的に転記することができます。
備品管理システムは「備品転記.csv」ファイルにデータが登録されている場合に、自動的に取り込むように動作するため、ここでは備品転記.csvに必要なデータを書き出す動作を行います。
☆処理コード「8」:経常執行
処理コードに「8」を指定することにより、次年度の執行見込みデータとしてあらかじめ登録しておくことができます。
登録時は日付欄が空欄となり、今後の執行見込み分となりますので、次年度の差引簿の見込残高欄に集計されます。
☆処理コード「9」:処理済み
1・3・8以外の事例で処理を完了とするときに指定します。
処理コード欄への何らかの入力が、この行に対する処理が完了したことを示しますので、緑字で表示され、この行に定義されている計算式はすべて解除されます。
完了までは、例えば消費税率が変われば連動して支出額などが再計算されますが、完了後は再計算されることはありません。
- 「整理コード」欄は、メモとして使用します。
○例えば、支出伝票番号や[科目コード]ー[伝票連番]などのように、この行と支出行為を結びつけるために使用することもできます。
○現時点では処理日付が自動入力となっていますが、より望ましい利用方法を提案いただければ幸いです。